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プールサイド・デイズの雑種のレビュー・感想・評価

プールサイド・デイズ(2013年製作の映画)
4.5
楽しさと優しさと爽やかさと少しの切なさがギュッと詰まった映画。サムロックウェルに完全にやられた!とゆうかもうオーウェンの全てがかっこよすぎ。自由奔放でとことんふざけ倒してるけど、本当はすごく誠実で包容力と優しさの塊なんだよね…。ダンカンがオーウェンに出会えて本当に良かった。オーウェンの何がいいって、否定の言葉とか厳しい言葉をかけたりするんじゃなく、とにかくチャレンジさせてその結果をちゃんと褒めてくれる所。ダンカンもすんなりオーウェンの事慕ってたから彼自身きっと変わりたかったんだよね。自覚してる事を周から更に否定されたらそりゃあ自信もなくすよ。オーウェンがダンカンにかけた言葉はどれもすごく優しくてグッと来たけど、「君は十分立派にやってるよ」ってセリフには思わずウルっときた。あれぐらいの年頃って努力を認めてもらう事ですごく勇気もらえるんだよね。年頃と言えば、ダンカンが14歳だったってゆうのも大きく成長出来た一因だと思う。オーウェンと出会ったのがもし17.8歳とかだったらあんなに素直に懐かなかったんじゃないかな〜。
普段はダンカンより子供っぽくて破天荒なくせに、大事な場面ではちゃんと大人の男としてダンカンを守って包み込んでくれるオーウェン、かなりかっこいいですよマジで。ピーターが眼帯外した時にかけた言葉もすごく優しかったし、パムに「最高の息子さんですよ」って言ったりトレントに対しても彼の発言を責める事はしないけど「3点の親友です」って自分の意見や思ってる事はちゃんと主張する。人として憧れるよね。

オーウェンだけじゃなくてこの映画の監督でもあるロディとルイスもかなりいい味出してたね(笑)みんなダンカンの事を子供扱いしないのが良かった。冗談言ったりからかったりはするけど、それはあくまで“友達”として。スザンナがプールにきた時にオーウェンとロディが冷やかしながらも応援してたシーンすごい好き。

ダンカンも大人になったらオーウェンみたいに悩めるティーンエイジャーに手を差し伸べて欲しいな〜
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