MARUKO

プールサイド・デイズのMARUKOのレビュー・感想・評価

プールサイド・デイズ(2013年製作の映画)
4.7
あえて冬に笑。
いやー、大好きだーこういう映画。
でも、邦題をプールサイドデイズにしちゃダメだなこれは。エンディングのための作品だろうに。
足らない英語力と勝手な妄想で無理矢理直訳すると、帰り道の方法。つまりは帰り方。(ワゴンの3列目って意味もあるとか?)
パムが席を移動したことにどんなことが詰め込まれているか。

思春期の悩みと、身勝手な大人たちへの悩みと板挟みに合う。
コメディとされてるけど、チクチク心を突かれる。

大人は蓋をする。自分を守るために。
わかってても目をつぶるしかないことだってある。まだあんたには分かんないよ。
でも、スライダーであっけなくオーウェンを抜き去るごとく、ダンカンの成長は、一夏でパムを追い抜いていったのかもしれない。いつの間に…

ダンカンの成長とパムの気づきとダンカンを変えた先輩たちの愛と。すべてがあの一瞬に集約されてた。お母さんの映画でもあったね。
後ろ向きの三列目の席だけど、無理に前向き続けて疲れるより、たまにはいいかな。
人生にルールはないから、自分の尺度で生きてけばいい。

p.s.ごめんなさい、オープニングだけクサすぎた…笑
ただ、プールの先輩たち好きすぎ。またどんどんサムロックウェルのファンに。
MARUKO

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