いの

シミラー バット ディファレントのいののレビュー・感想・評価

3.5
染谷将太監督作品。2013年制作。20歳頃の作品ということですね。共同脚本に瀬田なつき、監督補に菊地健雄、撮影は佐々木靖之。エンドクレジットだけじゃなく、オープニングクレジットにもそのように記されていることからも、染谷君は謙虚な人だなあと。染谷君の人柄や映画愛が、きっと多くの映画関係者の賛同や支援に繋がっているのだろうと想像しました。平野鈴さんの出演は「親密さ」のその後のようにも思える。濱口竜介初期作品に常連の岡本英之も出演。


2人でいても孤独で、でも、他の人と飲んだらもっと孤独で。帰ろう。2人でいる場所へと。2人でいることが淋しくても、ゆっくりと肩を寄せ合い煙草をくゆらせよう。少ない台詞の中で、そんな雰囲気が伝わってきた次第。オープニングの車の中の場面が良い(撮影の妙)。
いの

いの