よしお

やさしい本泥棒のよしおのレビュー・感想・評価

やさしい本泥棒(2013年製作の映画)
3.6
舞台は第二次世界大戦ドイツ。
ドイツが舞台でホロコースト絡みが主人公ではない映画は初めてかな???

養子としてとある家族の元へ引き取られたお転婆少女リーゼルが主人公だ。
陽気なたくさんの愛を注いでくれた養父と、人目では意地悪おばさんだけど家では優しいツンデレ養母、親友のルディ、ユダヤ人のマックスと登場人物はそこまで多くないけど、登場人物の絆はとても深い話でした。

ナチス統治下のドイツも戦時中の日本と同じような不気味な空気がとても似ていて気味悪かった。
表題でもあるように検閲で焼かれていく本をこっそり盗んでいくリーゼルの姿もお転婆で可愛いところが見せ場でした。

終戦に向けてシリアスな流れになっていくのがお転婆なリーゼルとのギャップでなんとも言えない。。。
ホロコーストもあったけど、それとは別な悲しいドイツの姿が知ることが出来てよかった。
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