悲しい時代の、静かな優しさを描いた物語。
主人公の周りにいる登場人物たちがみんな魅力的。
「想いが溢れたんだ」とか、「君の目はどうやって語る?」とか、セリフも物語の雰囲気にぴったりな心に響くものばかり。
これ元々長編の小説らしいけど、それを131分に違和感なく、むしろ綺麗にまとめてしまった脚本力の高さに感服。
ただ、モノローグもうちょっと減らせなかったかなと。
途中途中ではいいスパイスになっていたけど、たまに凄く邪魔に感じたかな。
でも日本で上映されなかったのはとても残念。
もっと知られてもいい作品。