さくら

やさしい本泥棒のさくらのレビュー・感想・評価

やさしい本泥棒(2013年製作の映画)
4.0
悲しい時代の、静かな優しさを描いた物語。

主人公の周りにいる登場人物たちがみんな魅力的。

「想いが溢れたんだ」とか、「君の目はどうやって語る?」とか、セリフも物語の雰囲気にぴったりな心に響くものばかり。

これ元々長編の小説らしいけど、それを131分に違和感なく、むしろ綺麗にまとめてしまった脚本力の高さに感服。

ただ、モノローグもうちょっと減らせなかったかなと。
途中途中ではいいスパイスになっていたけど、たまに凄く邪魔に感じたかな。

でも日本で上映されなかったのはとても残念。
もっと知られてもいい作品。
さくら

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