LO

やさしい本泥棒のLOのレビュー・感想・評価

やさしい本泥棒(2013年製作の映画)
4.0
万人向け戦争映画(残酷描写無しという意味)。ヒューマンドラマ。

予備知識無しで鑑賞。思いのほか良かった映画。
戦争映画だけど、テーマは「言葉」かと。

時代は1930年くらいの戦時中ドイツ、ナチスドイツ統制下。
そこに暮らす人々の描写なのですが、日本の二次大戦時の戦争映画でよく見る光景とそっくりです。「旗を出してなかったら、反逆者よ!」とか、日本で言う非国民扱いに怯えてたり。

後半に
主人公リーゼルが(作中で)今までにあった事を、言葉で紡ぐシーンがあるのですが、そこが良過ぎる。美しい。泣ける。
見終わった後に、そこだけもう一回観た。

あと。
私の大好きな老人俳優 ジェフリー・ラッシュが主人公の養父役で出演してたので大喜びした。
くたびれた老人だったり、心配になってしまう老人役としては最高。
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