キミシマムザ裕君

インサイド・ヘッドのキミシマムザ裕君のレビュー・感想・評価

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)
3.7
11歳の少女ライリーの頭の中ではヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミの5人の感情たちが日々彼女の頭を司令していたが、あることがきっかけでカナシミとヨロコビがいなくなり…?

2015年公開のピクサーアニメーション映画。
劇場公開時にこちらでの評価は中々高かったが、劇場に足を運んでみるほどではないだろうと判断して見送り。

ライリ~♪ライリー♪ こっち向いてぇ~♪

でお馴染みのドリカムの曲がCMの時から耳障りだったので英語字幕にて鑑賞。
(ドリカムは素晴らしいアーティストだと思います。批判はしてないです。)

この映画の感想を一言で表すなら

タメになったねぇぇ~~~♪
    タメになったよぉ~♪ 
       (出典:芸人”もう中学生”より)

という感じだ。
 ピクサーといえば子供向けでメッセージ性の強い映画が多いイメージだが、今回はより大人向きな映画という印象だった。
複雑な脳の仕組みを美麗なアニメーション映像と可愛らしいキャラクターでわかりやすく教えてくれる技術には拍手ものだ。脚本執筆に5年以上かかったのも納得できる。
記憶の忘却や忘れたくない大切な思い出、性格を形成する島など独特ながらも面白い解釈で脳の仕組みを紹介しつつ少女ライリーの成長を描いていくので94分の尺じゃ足りないくらいあっという間に終わってしまった。
特に自分のお気に入りだったのは空想の友達”ビンボン”の存在。我々も小さい頃は空想の友達と遊んだりしていた時期はなかっただろうか?彼の存在と終盤の演出は少し感動してしまった。

 吹き替え版のキャストは観ていないので知らないがそこまで悪くなかったようだ。

 今作でも言われている”カナシミ”の存在理由。
カナシミなんてその名の通り人をを悲しませるだけだし出来れば誰だって泣きたくはない。辛い過去を思い出すのも嫌だ。
しかしこの映画を見ることでその”カナシミ”という感情がいかに大事なのかというのを教えてくれるのは流石安心安全のピクサー品質だ!

そういえば最近随分と泣いてないな…
僕のカナシミもどこかで迷子になっているのだろうか…
(夕陽を眺めながら)

 個人的にはメインストーリーよりも父親や母親の脳の中、ライリーに一瞬ぶつかっただけの男の子の脳の中などが楽しかったのでもっと映してほしかった。司令部を統率する感情のキャラが違うたびに性格も変わっていくという設定も見事だった。

今日はピクサーで比較的評価の高い作品を2つほど鑑賞したが、やはり自分のオールタイムベスト
『トイストーリー3』
には到底かなわないようだ。
それでも家族で見るには丁度良く感動できる一本担っていると思う。

アニメ映画好き、ピクサー好き、そして”カナシミ”なんて感情ボクにはいらないやっ!と言っている生意気なあなたにはオススメの作品。