おーつ

インサイド・ヘッドのおーつのレビュー・感想・評価

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)
4.5
悲しみを表現する事の大事さを改めて考えさせられました。
個人的には4.9でも良いくらい心に響く傑作でした。でもピクサーの中では子供にわかりにくい映画だったため、ピクサーの他作品と比べると4.5かなと思っています。

まず小さい子でも楽しめる点は、もはやピクサーじゃ当たり前とも思えてくる、
「色彩の美しさと設定」
基本的な5つの感情を基本的な5つの色で表現していて綺麗だし、記憶の棚もその色で表現されてて美しい。
主役となるのはヨロコビとカナシミだが、他の感情もきちんと存在意義が描かれているのも良い。

小さい子供たちは「自分の頭の中もこんな感じなのか!?」って楽しく想像できるわけです。

虫や車に顔がある想像しても、実際観てみりゃ顔なんて無いのはわかってます。
でも今、笑ったのはヨロコビが...
泣いたのはカナシミが...
頭の中なんて観ることできないからいくらでも想像ができる!
やっぱピクサーは素晴らしい。
トイストーリーも同じですよね
おもちゃは人間に見つからないように動いている。だから普段は止まっているのか!ってなるのと同じ。

『目に見えない所に秘められた無限の可能性』
この点でインサイドヘッドは最高でした。

でも平気で「潜在意識、デジャヴ、抽象概念」などの言葉が出てくる。
もちろん脳のメカニズムを理論化してから映像化してるため、このような言葉が出てくるのは仕方ないですけど、小さい子は「?」ですよ。
そんで、しかもラストの物語の着地の仕方も小さい子に理解できるのかな?

そして私が素直に感じたのが
中学生過ぎたあたりから感情を理論化して行動するようになるので、観ながら「あーゆー時って、こういうメカニズムなのか」って楽しめますが、
小さい頃って「本能に従って行動してませんでした?」
だから小さい子は単に世界観を楽しむだけなんじゃないのかなーって思うんですよね。

この辺がインサイドヘッドは傑作だけども、子供に伝わらないんじゃないかっていう点です。

でもたぶんこのアプリをやってる人は年齢的にかなり楽しめると思いますし、ラストはなかなか深いものでした。