C

インサイド・ヘッドのCのレビュー・感想・評価

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)
-

よろこびが悲しみを知ったとき、彼女の中に新しい感情がうまれた。単色だったものが混ざり合い、こころの彩りは今までよりも豊かになってゆく。様々な感情は、これからも混ざり合い、きっとまた新しい色が生まれてゆくんだろう。どんなに悲しくったって、どんなに涙を流していたって、どんなに怒っていたって、そんな「陽」ではない感情でさえも、湧き出る素直な気持ちには一切蓋をする必要はない、ただ、認めてあげる、向き合う、そして受け入れて、最後に笑えればいいんだと思う。いつか大好きなひとがあたしに言ってくれた言葉がある、〝いつもこころに太陽を〟。あたしはね、これを観て、なんとなくその言葉を思い出して、ひとのこころや頭の中には、いつだって太陽よりも、虹があるんじゃないかと思いました。いろんな色で織りなされた虹が、いろんな感情で出来ているひとの「気持ち」に思えてならない。だから、どの色も大切にして、バランスよく、その時々の自らの声を、いつでも素直に聞いていたいなあと思いました。
C

C