抹茶マラカス

インサイド・ヘッドの抹茶マラカスのレビュー・感想・評価

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)
3.7
幼い時期の引越しとそれに伴う家出未遂というよくある出来事を、その時脳内ではこんなことが起こっていた!で映画にしてしまうのはアイデアがすごく、更にそれをここまで面白く出来るのはすごい。
だが、それだけとも言える気がした。事態の解決にヨロコビだから出来る方法は用いらなかった。また、カナシミの居場所が与えられたのと反面、イカリは絶対になくてはならない感が薄いような、事態を悪化させるだけだったし、ムカムカはかなり影の薄い扱いだった。
そして何より失った家族の物語だけが再生され、友情やおふざけの島の復活の話がない。アイスホッケーの試合の対戦相手はあの子じゃなきゃダメでしょう。