みおこし

インサイド・ヘッドのみおこしのレビュー・感想・評価

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)
3.6
とっても泣けるピクサー作品でした。私たちの心を司る感情(喜び、悲しみ、嫌悪、恐れ、怒り)がどのように機能して、私たちを人間らしく形取ってくれているのかという大変興味深いテーマ。本当にディズニーの着眼点は秀逸なものが多く、毎回脱帽です。

ライリーという少女がミネソタ州でこの世に生を受ける。生まれてすぐに彼女の中には「ヨロコビ」「カナシミ」の2つの感情が芽生えるが、歳を重ねるごとに「ムカムカ」「ビビリ」「イカリ」の感情も芽生え、それぞれが彼女をコントロールしていた。11歳を迎えたある日、ミネソタからサンフランシスコへライリーと家族が引っ越したことから、感情の起伏にも変化が起き...。

冒頭からとにかく「カナシミ」の存在がうっとうしくてイライラ。いらんことしかしない!(笑)そもそも悲しみって必要ない感情なのでは?と思ってしまいます。でも、物語が進むにつれて、悲しみも私たちにとってすごく大切な感情なんだなと分かりしみじみ。
そして人間の大切な思い出のほとんどが喜びであふれているなと、当たり前だけどなかなか普段の生活では気づかないことを教えてくれる作品でした。

とにかく細かい部分まで凝った作りで、例えば何の前触れもなく昔のことやくだらないCMソングや過去に流行った一発ギャグを突然思い出したりすることがあるけれど(笑)それも実は頭の中で記憶を司るチームが遊び心で思い出させている、とのこと!深い!
他にも倉庫からそれが削除されると、大切な記憶が完全に忘れ去られてしまうというのもすごくシュール。ビンボンのくだりは涙なしでは見られません!

最後のライリーの涙には一緒にもらい泣きしてしまいました。素敵な作品。