てくのすけ

インサイド・ヘッドのてくのすけのレビュー・感想・評価

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)
4.5
外に広がる話が多いピクサーにしては感情の擬人化という内へ向かう話は結構チャレンジング。でも脳機能のビジュアル化というEテレ的アプローチにとどまらず物語として上手く成り立たせてる。11歳の色褪せゆく思い出、複雑化する感情など、凄くよく考えて作られてます。

感情を5種類に整理したことでそれぞれが際立つと同時に、単体でいることの意味が変わってくるというのには唸った。特にヨロコビとカナシミが二人で行動するのは深い。世界は変わっていくけど、喪失だけではなく内面からの成長へと結びつけるのが素晴らしい。良いです。
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