『見終わった後ピクサー作品で一番面白いと感じた映画』
wowowで日本語吹替にて鑑賞。
まずは映像が綺麗過ぎる。今回の舞台は全編大自然。風や空気感まで見え、雨が降った後のあの特有なにおいも感じる様な表現力は実写以上のもので、映画への没入感を味わうのには充分でした。個人的にはこの映像のレベルでオープンワールドのゲームをやりたいとずっと思ってました。
ストーリーは話が進むにつれて様々な経験を積んだアーロが成長するという王道ストーリーだが、友情・出会い・別れが子供が見ても分かりやすく表現されていて見ているとストレートに感情が揺さぶられる。
僕がピクサー作品の中でも『アーロと少年』が特に好きな理由は、とても丁寧にアーロと少年の事を掘り下げているからだと思う。しかも言葉じゃなくて映像でそれを表現する素晴らしさ。特に二人がお互いに家族を説明する所とそれが後半の重要な所に繋がるシーンは映画史上に残る名場面だと僕は思う。これを見れただけでも大満足だった。
生きて行く上で必要な事を全て体験させてくれた『アーロと少年』。これを大人になる前に見れる今の子供達がとても羨ましいと思うと同時に、日々の生活をただこなしているだけになった大人が見ると忘れていた大事な事を思い出させてくれる映画でした。これから先、何回も見返すだろう映画に出会えた。
ちなみに日本語バージョンの最後にはキロロの有名な歌も流れるんですが、この歌にもしっかり泣かされてしまいました。
