磨

007 スペクターの磨のレビュー・感想・評価

007 スペクター(2015年製作の映画)
3.9
20年4月公開。楽しみで仕方なかった『ノー・タイム・トゥ・ダイ』が、昔のドラクエの発売日なみに延期(11月)→延期(4月)→さらに延期(10月)されている中、前作であるシリーズ24作目『スペクター』が一部劇場でIMAX上映されるという事で鑑賞してまいりました。

わたくし、シリーズの大ファン。高校生の頃レンタルで観た『ゴールデン・アイ』にどハマりして、そこまでの作品を一気見しました。当時はそこまで映画好きではなかったけど、このシリーズだけは特別だった。今でもアストンマーチンとはいかないけど英国車に乗り、シーマスターじゃないけどオメガの時計してるので、しっかり影響下にあると言っていい(笑)

今作はシリーズの中でもかなり好きな作品。冒頭のメキシコ“死者の日”でのアクションシーンで心を掴まれる。カー・チェイスや列車内でのバトルなど見どころが多く、2時間半はあっという間。過去作へのオマージュは嬉しかったし、ボンドガールのレア・セドゥは魅力的(次作もいるそう)

シリーズ通して残念なのは、好きな作品のジェームズ・ボンドのイメージが強すぎて、新しい(違う)俳優に切り替えできない事。国民的アニメの声優みたいなものだけど、未だにボンドはショーン・コネリーだという方もいるし、個人的には(最初に観た)ピアース・ブロスナンのイメージからやっとダニエル・クレイグになったのに次作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』で終わりなんて…。

それにしても、いわゆる“大作”洋画を暫く観ていなかったので、久々に感じる大迫力シーンにただただ感動。やっぱ映画館はイイなぁ。
磨