Masato

007 スペクターのMasatoのレビュー・感想・評価

007 スペクター(2015年製作の映画)
4.3
前作スカイフォールとはちょっと風変わり、怒涛のド派手アクション満載。

今作はシリーズ最長の148分。

予備知識で、ダニエルクレイグ版ジェームスボンド
カジノロワイヤル〜スカイフォール
までの鑑賞オススメ。

オープニングはいきなりメキシコで、長回し。
冒頭のアクションが素晴らしい!
からのオープニング。
オープニングはサムサミス。今回のは特にスカイフォールのより良かった。
そして、歴代の敵やあのボンドガールの顔が…?
初代の組織が戻るということを聞いてただけなので、まさか続編になってるとは思いもしなかったので、とても驚いたのと同時に、カタルシス。

まだシリアス寄りだが、小気味良い笑いシーンや、セクシーさが前作より際立って見えました。
つまり、原点回帰(?)
(私はショーンコネリー版は観てないので、全く語れません。)

敵は我らがクリフトフヴァルツ!
ジャンゴで存在を知りめちゃくちゃ印象を叩きつけた上に、ビッグアイズであのインチキ神演技でもうすっかりファンです笑
今回も敵だけど、どうしても憎めない感じをだしていて、さすがクリストフと言ったところ。

ボンドガールは最初はモニカベルッチ。
未亡人をさらりと取ってしまうとはボンドも悪よのう。熟女な雰囲気が好みです。
その次がレアセドゥ!
もう本当に可愛いし美人。
寄った時の可愛さときたらシリーズで至高です!
でも、総合的にはエヴァグリーン様には叶わないな。

撮影監督のホイテヴァンホイテマさんのカメラワークを期待していきました。
結果は、予想通りの良さですが、前作のロジャーディーキンスには及ばないです。

今作のアクションはド派手にド派手。
制作費が2億4500万ドル〜3億ドルらしく、その数字が物語るようにかなりのアクション。
ギネスが認定した爆破の奴とか、もちろんボンドのアクションも派手です。
とにかく今回はドンドンうるさい位に爆発しまくりです。

総評は、サムメンデス監督のシリアス寄りな展開とホイテヴァンホイテマのカメラワーク、それに加えて前作より軽い雰囲気になり、お笑いシーンや、セクシーなシーンが良くなっていて、カジノロワイヤル寄りなエンターテインメントな映画になっていました。

やはり007は良い。
これからもずっと新作出して欲しいですね


追記 2021.09.28 復習

スカイフォールではガチガチにシリアスとオシャレ要素で固めてきたサム・メンデスが今作ではいままでの007シリーズらしくザッツエンタメというような笑いありロマンスありアクションありの大スペクタクルな映画へと変えてきた。
その点ではクレイグボンド作品の中でカジノ・ロワイヤルを超えることはなかったが、やはり148分の長尺をここまで飽きさせずに作れるのは本当に凄いし、すべてのシーンでクレイグボンドがガチガチにキマっているのは、否が応でも飽きない。見惚れる。
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