二兵

007 スペクターの二兵のレビュー・感想・評価

007 スペクター(2015年製作の映画)
4.5
『カジノ・ロワイヤル』から始まったクレイグボンドの集大成と呼ぶべき作品。

前三作、そして旧シリーズの『女王陛下の007』を事前に見直してから鑑賞するのがお勧め。

シリーズ史上最高額の予算を投入したというだけあり、冒頭のOP長回しや中盤のスペクター基地大爆破は圧巻の一言。

これまでハードな作風が持ち味だったクレイグボンドだが、今作では、巨大な悪の組織の存在、雪上の研究所、寝台列車での戦闘、屈強の殺し屋、数々の超兵器など、かつてショーン・コネリーやロジャー・ムーアが主演を務めていたころのB級映画テイストに回帰しており、ここら辺の描写は人によって賛否が分かれるのではないかなと思う。
個人的にはスペクター、そしてあの人の復活には、かなりワクワクさせられた。

後半になるにつれ、悪役が段々小物化していくのと、今年はスパイ物が豊富だったがために、何となく既視感を覚える場面や展開があること、そして良くも悪くも捻りのないストーリー展開(流れが大体予測可能)など、残念な部分もあるが、流石は老舗のお仕事、2時間40分あっという間でした。

*あと過去のネタを拾ってくれるのは嬉しいんだけど『慰めの報酬』のヒロインと悪役の存在も忘れないでw(『慰め〜』結構好きなので…)