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007 スペクターのごはんのレビュー・感想・評価

007 スペクター(2015年製作の映画)
3.6
最近のハリウッドメジャー映画は「移動時間」を舐めている。

※007はイギリス映画にしてハリウッド作品です

クレイグボンドは慰めの報酬だけ未見。

ローグネイションと似たような感想。世界市場膨れ上がったハリウッド映画はとにかく市場へのサービスなのか世界旅行しまくるんですけど、それがすごい「嘘」になってて、没入感削がれるんですよ。この作品が世界旅行体験の代わりに犠牲にしているのは「空間」と「時間」の感覚。入り込めない。

そこで掘り下げてくれれば化学反応になりえた「世界を監視する目」。これも最近よく見るなあ。…掘り下げへんのか!途中でMがCに口で言った内容が殆ど。それ以外はボンドがどこで何してもわかるよ、くらいの意味しかない。うーん

あと、世界旅行も含め、各要素のクローズが雑い。(なんで電車走行継続してんの!?)話の区切りを頭が受け入れにくいというか。

ざっというと、見てる最中、なんの話かわからんのです。枝の一つ一つを気にしてたらきりがないというか。いやわかるよ、終わってみればわかるけど!


それでも美しい撮影とタメのきいた演出が格調の高さを維持し…なくなっていく。後半になるほど画も凡庸になってゆき、雰囲気も最終的には普通のアクション映画と化す。(ただし冒頭のメキシコシティはマスト大画面で必見。「群衆」のパワーに圧倒される)

いや面白かったですけどね。なんか、待った割には水準以上と思えることが少なくてどうにも…



スカイミッション、
ローグネイション、
スペクター。

2015年、今のハリウッド大作の作品設計が被りまくってることを確認できる3作だと思います。