三次元からきたブロンディ

007 スペクターの三次元からきたブロンディのネタバレレビュー・内容・結末

007 スペクター(2015年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

「007 スペクター」稀に見る大傑作であった。
007シリーズ24作目にして、シリーズ最高傑作であり、僕の今年ベストに入る作品だった。

内容はジェームズ・ボンドが''スカイフォール''で焼け残った写真を受け取り、その写真の謎を解き明かすため単身メキシコとローマを訪れ、悪の組織スペクターの存在を確信する。

監督は「007 スカイフォール」に続き、サム・メンデスが担当。兎に角、言いたいのは2作品続けて彼で良かった。彼の作品には家族をテーマにした作品が多い。
前作の「スカイフォール」ではボンドの「母親」に対する愛情を、そして「スペクター」では敵のボスオーベルハウザーとの「兄弟」の愛憎劇が描かれている。また「カジノ・ロワイヤル」から始まったダニエル・クレイグのボンド作品はこの映画で全てのピースが繋がっていくという面白い話になっている。

それとやはり、この映画で大きいのはボンドを演じたダニエル・クレイグだ。
彼はこの映画でボンド役を退任するという噂が囁かれてるけど、この先も続けてほしいと思う。彼を最初観た時は強面でちょっとアクの強い俳優だと思ったけれど、「スカイフォール」からボンドらしくなり、「スペクター」では更にダニエルボンドには無かったユーモア&セクシーが加えられていた。彼がボンドとして最後の出演だったら本当に悲しい。

ボンドガールのレア・セドゥとモニカ・ベルッチも良かった。僕はどちらかといえば、モニカ・ベルッチの方がスタイルも抜群でボンドガールとしての際立った魅力があり、僕は好きだ。だから、彼女の出番を少し多くしてくれたら良かったと思う。

オーベルハウザーを演じたクリストフ・ヴァルツも好きだが、その部下で殺し屋ヒンクスを演じたデヴィッド・バティスタが出演していたのが嬉しかった。僕はプロレスファンなのでレスラー時代の彼をよく知っている。彼もとうとうロック様に近づいてきていると感じた。

最後に撮影のホイテ・ヴァン・ホイテマも良かった。冒頭の長回しシーンは必見であり、見事である。
音楽のトーマス・ニューマンも良いし、主題歌のサム・スミスも良かった。

これからも007シリーズを続けてほしい。次回作を期待している。