このレビューはネタバレを含みます
スケールがハンパないので映画館で見るのがおすすめ(^_−)−☆
お気に入りの監督サム・メンデスがメガホンを取った007シリーズ2作目。今回もダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドは最高にセクシーでクール。
今回圧巻だったのは、撮影技術とスケール感。映画館で見たせいもあるけどメキシコシティでの死者の祭や砂漠のシーンなんてスクリーンがずーっとつながってるんじゃないかと錯覚するほど。
もう一歩だったのはストーリー。サム・メンデスが監督するからには人間の奥底にある悲しみや憎しみをうまく映画に投影して見せて欲しいものだけど、今回はそこはまったく表現されてなかったなぁ。その点、前作スカイフォールなんか老いていくボンドの心情とか、ハビエル・バルデム演じた悪役の複雑な気持ちとかよく出てて好きだった。今回、せっかくクリストフ・ヴァルツという名優を悪役に起用したのに彼の生い立ちや動機に触れるのがあまりにさらっと過ぎるのは残念だったなぁ。もう少し掘り下げて欲しかった。
クールでカッコよくて、スケール大、最高級のアクションも満載で楽しめた映画。でも私はもうひと超え期待したい。サムならそれが出来たはずだ。