ヤマ

007 スペクターのヤマのレビュー・感想・評価

007 スペクター(2015年製作の映画)
4.3
最近乱発されている現代解釈を取り入れたスパイ映画たちに全く動じず、堂々たる原点回帰を果たした一本。

やっぱり格が違うなと感じる。
マナーがどうとか口で語るスパイとは違って、滲み出る品の良さがある。そして圧倒的な女にモテる男感。これですよ。
ジェームズ・ボンドの名は伊達じゃない。

レアセドゥが超絶良いです。こんなにツンツンで本当にオチるのかよ?って思うんですが、キワキワのところでオチる。スケベっすなー。
クリストフヴァルツはとてつもないオーラを放っていて、ここも登場の焦らし方が良い!
なかなか顔は見せず、最初1時間くらいは後ろ姿やシルエットだけ。
焦らして焦らしての…

「Welcome, James.」

んがっけえええええ!!!
たまんない。鳥肌。

今回はQがいい感じにギャグ担当として効いていてスカイフォールより好きでした。
メカを無茶な扱いで壊す007に振り回されるQっていいですよね。

ただタイトルに『スペクター』と冠するには尺が全然足りてないと思います。
ぶっちゃけ『スペクター 前編』って感じ。
次回作もダニエルクレイグで行くのであれば、次作で後編をやって欲しい。そして集大成を見せて欲しいところ。
ヤマ

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