アクション満載で面白かった。
しかし、ちと長いかなw
もう少しテンポアップすれば2時間ちょいに収まると思うけど、しっとり大人なシーンを入れるのも007の魅力だから、仕方ないのか。
ボンドがかつてのようなニヒルなプレイボーイ風な感じじゃなくて、がっつり過去を背負った渋いおじさまテイストでしたね、全然OK! 個人的に好きでした。
アクションも、ワイヤー感丸出しのキレッキレな感じじゃなくて、殴る蹴る、物を投げつけると、人間味ある戦い方で、運や頭の良さでボンドがどうにか切り抜けるような感じでしたね。ハラハラして楽しめます。
また、今作はカーチェイスもさる事ながら、空中アクションが得意なようで、とにかく、隙あらばヘリやらセスナが暴れる暴れる！
空中戦は、上下の動きも加わる分、ハラハラも倍増です。
ボンドガールも、美しいだけじゃなく、どこか庶民派な魅力があって、こちらも好印象。
でも、個人的なお気に入りは、Qと呼ばれてるブレーン担当の若者。
彼の独特な軽いスタンスは、独走しがちなボンドと視聴者を繋げる役割で、スパイ映画の面倒な筋書きをわかりやすくしてくれています。
お決まりのボンドへの拷問シーンだけど、本作は、ロボトミー的な、脳へのドリル攻撃なのですが、なーんか、地味というか、医療的すぎて迫力はないよねー。
敵が、ちと、小物だった印象です。
とはいえ、全体的には見どころ満載で楽しめましたよ。
