007リブート作としては水準作かなぁ。
メキシコ、ロンドン、ローマ、東京、オーストリア、モロッコと舞台は目眩しく変わり、アクションもよく工夫されていると思うのですが、いまひとつ乗れません。どうも前作でもメガホンを取ったサム・メンデス監督が苦手(世評高い『アメリカン・ビューティー』もそれほどの出来とは思えず)のようで、レア・セドゥの蠱惑的眼差しを以ってしても、もうひとつ点が延びませんでした。クレイグ・ボンドは嫌いじゃないんですがねぇ。
なお、名台詞をひとつ。
セドゥ「なぜ殺し屋を選んだの？」
クレイグ「他の道は神父だった」
