JAMES BOND WILL RETURN.🔫
物語を通しての緊張感。
一つ一つのシーンが、構図を計算された写真のよう。
ユーモアのエッセンスも忘れない。
"死者の日"から始まるのは、あの男の登場への布石。そして。
Sam Smith の 'Writing's On The Wall'に彩られながら、倒した敵が、倒れた味方が現れては消えてゆく。
そう。死者は甦る。
列車内の格闘は、歴代ボンドお得意のシチュエーションだ。
「死ぬのは奴らだ」
「私を愛したスパイ」
ヒンクスとの格闘は「ロシアより愛を込めて」のオリエント急行でのグラントとの死闘を想い起こさせる。
レア・セドゥの退廃的な美貌と眼差しは、終幕へ向かうボンドの物語とよく似合う。
SPECTRE.
これで007の全てが揃った。
だが故に、
舞台から退場したボンドがどう進むのか。
さあ行くぞ。最終章へ。
~NO TIME TO DIE~