トトCINEMAライフ

マッドマックス 怒りのデス・ロードのトトCINEMAライフのレビュー・感想・評価

3.5
元祖マッドマックスシリーズのジョージ・ミラー監督が30年振りに撮ったセルフリメイク作品…

前シリーズは、第一弾で静かに立ち上がり、"2"でまさに独特の世紀末観が炸裂、今もなおファンを魅力し続け、日本の漫画 北斗の拳にも影響を与えているであろう伝説の作品が、本作のベースだろう

期待も人気も高いのがレビュー数に表れていると思う…映画ファンの内の何%がフィルマークスの利用者かは分からないが、レビュー数の多さは実際に観た方々の感想だから割合だけで見ればテレビやネットで「興行収入No.1」とか「レンタルランキング1位」やテレビ試聴率が高かったという数字よりも肌感覚としては、よっぽど現実的なのかと思う…

話が脱線してしまったが、新キャストでの物語はいきなり始まり、そのままノンストップで突っ走り説明や伏線なんて関係無いとばかりに、凶気の集団の追いかけっこは まさに(怒りのデス・ロード)であり、普段はダサくてピンとこない邦題もコレは的確💦

トム・ハーディのマックスに違和感は無かったし悪くは無かったが、最近鑑賞した映画作品で以前よりもっと役者づいてるというか脇でも非常に良い存在感を示しているヒロイン役?のシャーリーズ・セロンがトム・ハーディを食ってしまっているのは否めない…それだけ素晴らしい体当たりの演技だった

「告発のとき」「プロメテウス」そして本作、主演でも無く、決して彼女目当てで観た3作品では無いのだが、さすがオスカー女優 いよいよ役者魂が熟してきているようだ👍

舞台の風景の壮大さや映像は素晴らしいが、正直アクションが全開の時のカットのスピードには目が追いついていかないのは残念…早すぎるわ💧(トランスフォーマー程じゃないけど目がチカチカして仕方なかった💧)

「目にも止まらない」を魅力的に見せる、「そんなとんでもない事」をナチュラルに見せる・・・それが映画だと思うが、ただただカットや会話などが早くなってるだけの気がする(作品が多い)

劇中、登場人物やそれらの関係性や掟や環境については特に詳しい説明は無かったので続編があるのを匂わしているんだろう?!😏

まぁ、ツッコミどころが多いのと、続編があればトム・ハーディの存在感の増大と、それを越えるような悪役キャラの登場に期待して本作は平均点

最後に一言、オリジナルの監督が撮ったとはいえ、時代は変わり技術の進歩を如何なく活かしている、登場人物たちの衣装やメイクも含め・・・しかし、なせか汚れているのに汚くない?!、画面から匂いがしてこない?!…それが残念で正直な印象だ…