ハリボ

マッドマックス 怒りのデス・ロードのハリボのレビュー・感想・評価

3.8
俺を【2020年23本目】見ろ

死んでも生きろ、崩壊した世界で。

マッドマックスシリーズ初鑑賞。
荒廃した砂漠と生にしがみつくならず者たちの勢いでみせる圧倒的世界観!
これはヒャッハー!としか言いようがない。

メルギブソンからトムハーディに変わったということで、本作はリブート的な作品かと思ったらそのまま続編の立ち位置なんですかね。
世界観と主人公のこれまでの生い立ちは、冒頭
の説明しかされず、絵とストーリーの流れでキャラ補完も魅せていく点が、
一つの映画として親切なつくりだし、圧倒される。

個人的には、主人公の背景を前作を見ないとしっかりわからないのかあとなってしまったので、前3作を鑑賞してからがよかったなあと思ってしまいましたが。

それでも、ヒャッハー!な勢いの中にある、人間ドラマには引き込まれました。
特にウォーボーイズのニュークス。
狂信者として、救いのない世界で死を望むモブとして描かれていた序盤から徐々に心を取り戻し、名前を名乗り、ここで生きている証をもってのセリフ。痺れた。

後ね後ね、後ね!アビーリーカーショウが美しすぎる、輝く髪と、色のない瞳と、んもうね、うん、好き。好きすぎ。

邦題が原題を上回る勢いなのもグッド。
怒りのデスロード、作品に熱狂的な信者さんが考えた愛のあるヒャッハー!加減。こういうのいいですな、ヒャッハー!
ハリボ

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