クドゥー

マッドマックス 怒りのデス・ロードのクドゥーのレビュー・感想・評価

4.5
「ゆきてかえりし、ワンモアチャンス」

荒廃した近未来を彷徨うマックスが支配者の痴話喧嘩に巻き込まれるジョージ・ミラー監督作品は、ストイックなキャラクターたちの壮絶な生き様を描きに描き切った結果として、言葉より行動で示した者だけが生き残ったディストピア・アクションムービーの最高傑作。

作中最強のポテンシャルを持つはずの主人公がドン引きし続ける予測不能のデスロード、取っ組み合いみたいになっている大味アクションにブラフやフラグを忍ばせる超絶テク、病めるときも健やかなるときも爆音が物語を加速させるサウンドデザインもどうかしている。

「来た道を戻る」だけの超シンプルなプロットが導いた生きるための超シンプルなメッセージ、信じた道が実は最初から無かったと言われ引き下がるわけにはいかない状況ではどうするべきか、支配者から総取りするというフロンティアスピリットに僕は勇気をもらった。



鑑賞記録
2020.08.01
立川シネマシティast極上爆音上映
→信頼で極爆を取り戻した音響調整の代名詞。全体的に劇伴を絞ることで表向きボリュームダウンしているが、どの音を爆音にするかという熟練の技がもっと心に近いところでブチ上げる。そんな音響にも超絶美麗な映像が負けてない。