ジャックシューチャー

マッドマックス 怒りのデス・ロードのジャックシューチャーのレビュー・感想・評価

5.0
たぶん200回くらい観てるかもしれません。
2015年の映画ですが、これを超えるものはおそらくもう出てこないのでは?と思わせるくらいの傑作です。
今回4K版を購入し201回目の鑑賞ですが、毎度のごとく泣いてしまう。
最高のアクション映画であり、最高の人間ドラマであり、最高のアート映画です。

プロットは極シンプルで、行って戻ってくるだけ。舞台はほぼ砂漠を走るトラックのみ。本編の9割はアクション。セリフは少なめ。
とにかくシンプルなのですが、映画として地味なのではなくむしろ逆、それ故の非常にソリッドな仕上がりが作品としての濃度をとてつもなく高めている!

それまで見たこともなかった怒涛のアクションシーンはもちろんですが、セリフは少ないながらもキャラクター同士のちょっとした目配せや連携作業によって語られる関係性の変化、フェミニズムを全面に打ち出したメッセージ性の高さ、全シーン全カットのどこを切り取ってもアート性の高いポスターとして成立しそうなバッキバキにキマってる映像等、映画としての情報量はかなり多いんです。

観ているうちにどこからともなくエネルギーが湧いてきてとにかくテンションが上がる上がる!そして観終わった後は思わずぐったりとしてしまうほど。

最高の映画です!