ポロンポ

マッドマックス 怒りのデス・ロードのポロンポのレビュー・感想・評価

4.0
おんもしろかったぁ〜〜!!!!!
アクション映画あんまり見ないので他の作品と比較とかできないんだが、めちゃんこ質の高い映画だということだけは分かったぞ。飽きるタイミングがどこにもなくて、最初から最後まですっごく楽しめた。

とにかく炎!!!戦闘!!!スピード!!!そして血と汗と涙!!!なんかもう、見てる私の血まで滾った。=最高。アツいぜ。今日自分体調悪いなーと思いながらぼんやり観てたのだが、観終わった今、なんかわりと元気になってしまっている。この映画は体調不良に効きます。たぶん。

で、そのアツいアクションシーン、調べたところほぼCG使ってないらしいじゃないか。冒頭の砂嵐はさすがにCGだとしても、あのクラッシュに次ぐクラッシュもスタントも全部CGだと?すごいな。アホちゃうか制作陣。ああ映画館で見たかった。

核戦争によって汚染された世界の話ということで、登場人物のほとんどが何らかの先天的な疾患や障害(体の奇形や知的障害)を持っているのだが、それが非常に見てて辛かった。みんな飢えと渇きと病に苦しみながら生き、寿命も短いんだものな……まあ、あんな世界で長生きしたって長く苦しむだけだろうし、早く死んだ方が楽なのかもしれないけど。慈しみとか思いやりとかいうものは、あの世界では「貴重品」かつ「高級品」なんだろう。ああ、そんな世界は辛い。めちゃくちゃ嫌だ。戦争反対。

あとそうだな、この話、一応マックスが主人公ってことになるんだろうけど、むしろこれは女たちの物語だよなあと思った。そもそもの発端が女たちによる反乱だし、大事なとこでケリを着けてたのはだいたいフュリオサを始めとした女たちだったし。この話の中で、マックスは最強の助っ人的な立ち位置なんだと思う。主人公なのにね。妙な話である。

とにかく要素つめつめなので、観たあと細かい疑問がいくつも残る。設定も用語もいまいちすべて把握しきれていない感がある。公式の解説ページとかあればいいんだけどな。もう一度観てみようかな。

というわけで、とっても楽しい映画であった。最近なんだか元気が出ないな〜〜という人におすすめしたい。
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