滝和也

パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊の滝和也のレビュー・感想・評価

3.7
恐ろしく
デカイ顔が
黄泉の世界から、
ジャック・スパロウを
追ってくる!

ポセイドンの槍争奪戦!
父ウィルの呪いを
解くため、疾走れ!息子
ヘンリー!

「パイレーツ・オブ・カリビアン
 最後の海賊」

シリーズ最新作にして第五作。さてこれがラストとなるか否や…。海賊、キャプテン・ジャック・スパロウの冒険は続く…。

ウィルの呪いを解くため、ポセイドンの槍を探す息子ヘンリー。その鍵は嘗ての父の盟友ジャック・スパロウだった。だが彼は嘗て海の処刑人と呼ばれたサラザールに魔の三角地帯で出会ってしまう。海に呪われし奴らは彼らに敗北を与えたジャック・スパロウへの伝言を彼に託す…。その頃ジャックはツキに見放され…。

このシリーズ、とにかく尺が長いんですよね、実は。この最新作が一番短い。とは言え2時間超えですが…。だからという訳ではないかもしれませんが、纏まってますし、スピード感もあってテンポも良い。あまりあっちに行ったりこっちに行ったり、寄り道しないですし(笑)

今作は第一作のフォーマットをよりシンプルにした形になってますよね。ウィル、エリザベスのポジに息子とヒロインが入っていて、英国軍が目立たないだけ、シンプルに。

ジャック&バルボッサ対サラザールが今回メイン。ハビエル・バルデム、流石の破壊力です。あの顔のデカさは時代劇の悪役として満点。タコみたいな派手な特殊メイクをしないでも、凄まじい迫力(笑) 2人を相手にして全く引けを取らない。007の出演から思ってましたが、今や悪役世界一なんじゃないでしょうか。

更にオーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイのウィル&エリザベスの真のエンディングでもあるので、ほんの少しの出演でも嬉しくなっちゃいますね。大して思い入れがないと思ってたんですけどね…。2人がいてこそのジャック・スパロウみたいな部分がありますからね…(笑)

前作の海賊モノなのに、陸戦メインと言う本末転倒な失敗を参考にしたかは、分かりませんが、海賊は海で決着をとばかりに、激突するサラザールとジャック&バルボッサ。これは正解なんだけど、やや画面が暗くて見づらいのが夜戦は難なんだよなぁ…。船と船の間の隙間で戦う辺りは新しいんだけど…。

ラストはやはりバルボッサ…。持ってきましたねー。唐突な感はあるものの…、あれ見せられたら○にしちゃいますよ…。銭形なみの名台詞からの…ですからね。

ここでラストと思いきや…続いても良いような前振りが…。まぁ正直連続で見てお腹いっぱいですわ。ここで終わりでも良いかなと…。まぁ、やるんだろうけど(笑)

あ、ちなみにキースまた出てるし(笑)
滝和也

滝和也