映画大好きザウルスくん

バイオハザード:ザ・ファイナルの映画大好きザウルスくんのレビュー・感想・評価

1.5
シリーズ6作目!これは酷い!冒頭から悪い意味で度肝を抜かれる展開となりました!(笑)

先に謝罪しなければいけません。僕は『5』の批評において『5』と『6』は前後編のような関係にあると言いました。そして僕自身もそうなると信じていました。ところが!なんとこの『6』は冒頭から全く『5』と繋がりのないシーンから始まり、そこに至った経緯も全く語られることなく終わりました。ふざけんじゃねえぞ監督!え、前作で仲間になったメンバーはどこに行ったんですか?ジル・バレンタインとかレオンとかゲーム版でかなり重要なキャラだったんですよね?なんか軽い感じで「基地はウェスカーの裏切りで崩壊しました」的なこと言ってたけどまさかみんな死んだんですか?それはないよ〜(泣)

そんな前作との繋がりを置いといたとしても酷いストーリーでしたね。ストーリーというか細かい設定がぐちゃぐちゃでした。そもそもウイルスができた理由が『2』で説明してたことと全く違っていたし、『4』の後どこに行ったのか分からなかったクレアが都合よく目的地周辺に住み着いていたり、その割に兄のクリスの消息については触れられないし、色々と酷すぎる(泣)。今回の仲間たちはよく性格や見分けも付かないまま、その場の思い付きで決めたような多種多様な死に方をしていきました。シリーズ全体の種明かしはまあ良しとして、ラスボスとの決着の着き方もドン引きです。もっと上手く終われたポイントあったよね…。

まあ元々ストーリーがガバガバになることは想定済みだったのですが、思いの外酷かったのはアクションシーンです!脚本や設定の完成度は低いけど、とりあえずミラ様の無双シーンに関しては一見の価値があったこのシリーズ。そんな唯一の長所ですら今回はマイナスポイントとなりました!カメラワークがとにかく下手です。無駄にカメラが近くて全体像が掴めません。『4』と『5』は背景が真っ白な開けた空間というアクション映えしかしないような環境で闘っていましたが、今回は狭くて暗い場面が多かったので撮るのが難しかったのでしょうか。でも『1』と『2』は暗くてもちゃんとアクションできてたけどな…もしかして撮影班の腕落ちちゃいましたか?(煽り)

はい、このように散々な結果になりました。アンダーソン監督の腕が確実に落ちていってる気がしましたね。『モンスターハンター』があのザマだったのも納得です。以上です。