カトリナ

思い出のマーニーのカトリナのレビュー・感想・評価

思い出のマーニー(2014年製作の映画)
-
意味深な台詞も何かありげな演出も二回目観るときには旨趣が変わってきそうな感じ。どうしても初見は一体どういう事なのかに気をとられてしまうけど、怖さ・不思議さ・儚さ・安堵や葛藤…感じたものは全部間違いじゃない気がする。トーンは抑えめで暗澹たるシナリオ。基本的に会話劇だけど主人公杏奈の心に寄り添えるような演出の巧さは秀でており絵で見れる部分は多い。自分も苦しくて息詰まったり告白で涙が出そうになったり胸がすく気分を味わったりする。相変わらず食べ物は美味しそうで特にトマトには絶大な自信があるとみた。みんないいキャラしてる。

私も"マーニー"に会いたいよ。
杏奈(米林:平面的)マーニー(安藤:立体的)
自分の心と対峙するのは容易ではない。
カトリナ

カトリナ