（秘）色情めす市場のAixのレビュー・感想・評価

ロマンポルノ映画史上初めてヴェネチア国際映画祭に招待された作品。障害者の弟と、現役の同業者を母に持つ風俗嬢の話。

風紀が乱れまくった大阪の街並みと、もはやベルイマンの映画ばりに救いようのない家族を描いた破滅的な作品でした。俗に言う問題作の今作は、先日鑑賞した天使のはらわた 赤い教室とは全く違い、生々しい現実を描いています。演技はリアルだし、ストーリーは重くてパンチが効いていました。撮影とか照明も悪くなかったです。ただまあ好きな作品かと聞かれればそうでもないと答えるのが本音です。