幕埜リア

(秘)色情めす市場の幕埜リアのレビュー・感想・評価

(秘)色情めす市場(1974年製作の映画)
4.2
今日も来てしまいました芹明香パラダイス特集。

大学の後輩から、西成舞台の名作でっせ!と勧められて、いてもたってもいられず。
釜ヶ崎の暴動にフェスよろしく駆けつけた事がありますが、当時でもデトロイト的ゲットー感あり。
また、友人の何人かが人間観察も兼ねてドヤのフロントでバイトしており、シートン動物記、いやファーブル昆虫記よろしく、様々なエピソードに笑い転げたものです。
昨年大阪出張の際に訪れた新世界界隈はすっかり綺麗になっており、なんとも寂しい思いをしました。

さて、本作。
モノクローム映像が激渋。
うだるような暑さにスクリーンが汗で滲むよう。

芹明香の虚脱感溢れる表情と肢体も美しいが、母親で売れない娼婦を演ずる花柳幻舟が素晴らしい。
なんでも通天閣ロケは幻舟のツテがあってこそであったらしい。

原作は「受胎告知」とのこと。
モノクロからカラーへ。
カラーからモノクロへ。
深遠なテーマを映像表現に溶かし込む。

うわさに違わぬロマンポルノの傑作でした。


2018劇場鑑賞48本目