(秘)色情めす市場の作品情報・感想・評価

「(秘)色情めす市場」に投稿された感想・評価

Lisa

Lisaの感想・評価

4.3
うひゃーこりゃ大傑作…!
最高すぎてニヤニヤが止まらない。

なんかもう単なるエロを越えてるし、かといって生と死が…って感じでもない。どこでもない方向へ、バカでかいスケール感で世界が映し出されるような、そんな感覚(?)(?)(?)。該当する言葉が見つからない…。
急に寄ったり追ったり、構図キメキメになったりするカメラに目が離せない!先が読めない!

「終」の文字が映し出されたその瞬間に、こんだけ満足できる映画って自分かなり少ないので貴重な経験だった。しかし、好きな映画こそ言葉にできないもんだな…。


(´-`).。oOダッチワイフの新たな可能性に気づかされる。。
「女っちゅうもんは、食いっぱぐれのないもんや」「その通りや、けっこうな世の中やで」

まずヒロインの肌荒れが妙にリアル!
こんな肌荒れマックスなヒロイン見たことない。
そして壁にもたれながら指で歯を磨きます。生活感の出し方がすんごい。

白痴の弟の欲情シーンはグロテスクでタブーすぎだし、それの前で他の男とセックスしたかと思えば弟のをこんにゃくではさんでしごいたり。
かと思えば、複雑な母娘関係で、家族というよりもいつまでも女と女。客を取られて娘にビールをぶっかけラーメンを鷲掴みぶちまける…

汚く尖った風貌だが、求めてくる男には優しく子供のように可愛がり楽しそうにセックスするヒロイン。どんどんヒロインが愛しくなる。
何をされようがびくともせず、一人で歩き続ける肝の座りっぷり。徐々に壊れていく…といった売春モノとは器が違いすぎる。超人。生まれてから死ぬまで赤線街って感じ。

酔うほどの立体的なカメラワークとモノクロは超アート。

他にも、二階から吐いたり、ダッチワイフ抱えていつまでも元カノ追いかけたり、と思ったら全員爆発木っ端微塵、指名手配犯と親しくなったり、顔にスプレーかけ回され、お尻にタバコぶっさすだの…
もう本当にとんでもない内容。規格外。とんでもないのにまとまってるからこわいし傑作。

にわとりの複雑な心境よ…

今じゃ作れない作品の一つで、当時の大阪の空気感や町並みがひしひし。超70年代。

この題材で謎に爽やかに明るく終わらせられるのは天才でしょう。ロマンポルノにはあまり触れたことがなかったが、ロマンポルノの本気を見せつけられた!芸術で戦慄だった。ホンモノは美しい。

鑑賞後、西成でゲリラ撮影と聞き、二度好きに成ってしまった作品。
ルー

ルーの感想・評価

5.0
田中登監督、そして芹明香の代表作.
ほぼ全編隠し撮りですが、あの西成の当時の町並みに芹明香が溶け込んでいる.
冒頭からの「うちな、なんや逆らいたいんや」から気持ち惹き付けられます.
「港町ブルース」「王将」が何故だか心に染み入ります.
芹明香が客を取ったある屋上で、指名手配の男と話すシーン、屋上からティッシュを捨てるシーン、ただこれだけのシーンが印象深くだいすきな場面.
高橋明、宮下順子、花柳幻舟と演技が光る名優たち.
萩原朔美が出演している唯一の作品でもある.
低予算な為に田中登監督だけでなく、日活の社員も出演していますが、作品の出来上がりは本当に心を打つ素晴らしい作品です.
やはり一番の見所は、鶏と朝日のカラー映像になるシーン.
指名手配の男から、町を出ようと誘われます.
そして夢村四郎が高く高くと登るシーンも勿論印象的.
あらき

あらきの感想・評価

4.8
堂々と逆立ちして歩く人はかっこいい。最初から最後まで濃密。芹明香の圧倒的な存在感に乾杯!(芹明香の役、ちょっとサンっぽいよね)
有象無象の日活ロマンポルノ作品群の中でも、奇跡的な名作。

本来ならば男子の性欲を満たす為の映画なのに、物語は全編に渡り前衛的に描かれており、観る者を困惑させる。

主人公を演じる芹明香は、作中ほとんど全裸かペラッペラのワンピース一枚なのに、セクシャルさを感じさせず、人生に達観した無気力な女を演じる。

夢村四郎演じる知的障害者は、とても危うくて、映像に登場する度にヒリヒリさせられる。

サブストーリーである若者カップルが生活の為に堕ちていく様は唯一ロマンポルノらしい展開なのに、ブッ飛んだ衝撃的な結末を迎える。

撮影当時は今よりも遥かに危険な地域だったであろうと思われる大阪西成でのオールロケ(しかも恐らくゲリラ)による、泥や汗や精液の匂いが観る者にも漂ってくる様な映像の力強さ。

終始モノクロの映像で描かれるのに、ラスト10分、突然カラーに切り替わる衝撃的な演出。

村田英雄の名曲「王将」の効果的な使われ方。

以上、物語の核心には触れずに、この映画の素晴らしい所を箇条書き風に書いてみたが、とにかく観ることをオススメする傑作なのです。

この映画の微妙なタイトルについては、この映画を観てビックリした日活サイドが、どうにか集客をする為に無理矢理つけたものであると推測され、そこは日活サイドの気持ちを組んであげたい。

たぶん筆者が日活ロマンポルノの製作サイドだったら似たような事をするだろう。だって稼げないもん、こんなポルノ映画。
果糖

果糖の感想・評価

4.5
憂鬱が振り切れ回転する芹明香の身体、スカート。あんな通天閣の使いかたあるかよ。素晴らしいです。力強いセリフたち。
UKEL

UKELの感想・評価

4.5
死に抗いゲットーに生き続けることを決意した一人の女の物語。
煙草が弔いの線香代わり。ラストは清々しい。
カメラワーク、台詞、切れ味が抜群でBGMのセンスまで良い。
モノクロだからこそ汗と肉感が際立つ濡れ場。しかも、あの頃の西成でゲリラ撮影したのも凄い。
『仁義の墓場』に芹明香がチラっと出たのはそういうことね。生と死で対極だけど。
リコ

リコの感想・評価

3.3
あの時代の、釜が崎の町の熱気があってこそ成り立つ泥臭さは嫌いではない。セックスを踏みつけ/に踏みつけられながら、這いつくばって生きる男女たちの生態は今村昌平「にっぽん昆虫記」を思い出させる。

宮下順子のパートは丸々、削っても良かったと思う。(ああいう、"イヤヨイヤヨも好きのうち"みたいな描写を、私が心底嫌いなのもあると思うが)
pon

ponの感想・評価

4.0
シネヌーヴォ
凄まじい
お前らちゃんと自分の足で立ってんのか?
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