TaKeiteaZy

スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間のTaKeiteaZyのレビュー・感想・評価

3.9
ちょっと複雑な性を抱えた女性サマンサが、あるパーティーで酒の勢いから見知らぬ男と交った結果、体がどんどん傷んで腐っていってゾンビ化しちゃうまでの三日間...という映画。

ゾンビものには色つけちゃうおじさんですが、いや〜これは素で良作でしたね。普段ゾンビものに押されるツボとは全く違う場所をグイグイいかれます。ホラー、パニックの要素は皆無で、サマンサが身体と伴って精神が同調して傷んでいく描写が主。

色んなとこから大量出血したり、歯も爪も剥がれおちてるのに、母親とかには終わらない反抗期なのかとりあえず大丈夫て言うし、恋人に対しての依存度も高いし、大人しそうで実質はメチャクチャヒステリックだし、正直「何なんだこいつ」て見てる側がどんどん思って来るのと同時進行的に彼女が腐っていくので、一種の危ういカタルシスが生じてくるのが、この作品の魅力だなぁ。

最近の感染系ゾンビものは、感染るのが本当に早いから、じわじわと3日かけるてのは中々悪趣味な演出です。悪趣味なんて映画でしか見れないからいい意味でね。何となく昔マイケル・J・フォックスがゆっくり狼男になるティーン・ウルフを思い出したよ。

あとは主演のナジャラ・タウンゼントがひたすらに美人!これが腐るってんだからもうね。
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