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ハーフネルソンのjonajonaのネタバレレビュー・内容・結末

ハーフネルソン(2006年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

なんとなく、村上龍さんの『インザミソスープ』を読んだ時に、この映画を思い出しました。
主人公は歴史の授業をしきりにしますが、彼自身がアメリカの歴史そのもののようにも僕は感じました。彼は古い歴史で、楽しいこともたくさんあった。楽しい人だから子供に慕われる。後世をつくる世代を心の底から大切に思い、正しく生きていく手助けになりたいと願ってる。しかし生徒が彼を慕うのは、明るい彼の一面しかみんなが見ないから。ドラッグにまみれた彼の暗部を見ても動じず、真の友になった彼女が、彼から本当に歴史を受け継いで新たしい歴史になる。そういう話として観てました。
最後には彼を看病して、2人は何をするでもなくソファに座る。なんか素敵でした!
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