ジャイロ

ザ・ドア 交差する世界のジャイロのレビュー・感想・評価

ザ・ドア 交差する世界(2009年製作の映画)
3.7
「真夏の夜のミステリー消える死体の映画祭2022」

2本目はこちら

ヘブンズドアー

ならぬ

『ザ・ドア 交差する世界』

心の扉は今開かれる

ゴゴゴゴゴ…



自業自得

ゆえに罪深い

呪われてしまった魂は誰にも救うことなどできない

底なしの罪悪感

後悔の泥濘

決して取り戻せないあの日に囚われて

未来永劫

地獄を彷徨う

マッツ・ミケルセン



でも…



そんな貴方にテケテケ♪

「ど〜こ〜で〜も〜ド〜ア〜(というかタイムトンネル〜)」

誘うのは

そう

誰もが知ってる青いヤツ

だが

ああなんてこった

理屈はぜんぜんわからないけれど本能で理解した。運命の代償は必ず支払わなけらばならないということを!!

お願いだ

死体、消えてくれよな(切実)


評価はデフォ1点+以下それぞれ1点満点で

①死体の消し方に趣向を凝らしているか
②背景
③意外性
④美しさ


①死体の消し方に趣向を凝らしているか

消えた消えた。まずはホッと一安心。でもね、なんて浅はかなのかってことです。白昼堂々っていうのは嫌いじゃあないが、なんつーか美学がない。もっとヒッチコック大先生の作品を観たほうがいい。私だったらもっと上手くやれる自信ある。手と飛行機とデスマスクと藪の中は評価
[0.4]


②背景

北欧の至宝、デンマークの「マッツ・ミケルセン」彼よりも、私としては兄の「ラース・ミケルセン」の方が馴染みがあったりします。『きっと、いい日が待っている』『THE KILLING/キリング』など、存在感出てましたね。さすが至宝兄(あれ?あんまり書くことがないぞ!?)
[0.1]


③意外性

観はじめて1時間4分頃に突如訪れる衝撃

安堵させておいてからの魔女の一撃

どーゆーこと?

え?

え?

えーーーーーー!?

1時間23分頃にもっと面白くなります

いやこれ収拾つかないんだけどーーー!!!!www

なんかいろいろと複雑な気持ちになりました。なんという人生の理不尽。まあいろいろあるよね。分かる。これ、掘り出し物かもしれません。意外性、充分です
[1.0]


④美しさ
こんなことは間違っている。頭では理解できているけれど、心が叫んでいる。救いを求めてしまう。この苦しみから逃れるためなら悪魔に魂を売り渡したっていい

ペットセメタリー症候群(今名付けました。勝手に)

子を想う親の涙にグッときました

え?

死体の美しさ?

造形美?

今回は一旦忘れましょう
[0.9]


■その他
・まるで共犯者みたいな気持ちで観てました。相手がアレだと罪悪感が薄れるのは不思議ですね。なかなかに興味深い。
[+0.1]

・銃持ってるけど大丈夫?心配でハラハラしちゃいますが、安心して下さい。大丈夫なんです。なるほどね。理解理解。いちいち言葉で説明しなくても伝わるやり方は好きです
[+0.1]

・絵のセンスがちょっとアレ
[ー0.1]

・クライマックスはそう来るよねやっぱり。求めているものを与えてくれる。それもまた悪くはない
[+0.1]

・ラスト良いな
[+0.1]