さよなら種田

ザ・ドア 交差する世界のさよなら種田のレビュー・感想・評価

ザ・ドア 交差する世界(2009年製作の映画)
3.6
私が"マンハント"を観た直後だからか
かなり楽しませてもらいました。
でも意外と皆さん評価低め。

5年前、不倫最中に娘を事故で亡くした主人公ダビッドが
タイムスリップ出来るトンネルを発見!
5年前の事故現場へ戻る事で娘を救いだす事に成功する。
しかし、そこにはその時代の自分が居て
誤って殺害。過去の自分になりすまして生活していくが…というお話。

あらすじまとめ下手ッ👆
分かりづらくて申し訳ないです、、

今作の設定は
近年のタイムスリップ物よりもかなり分かりやすいのでは無いか。
単純に5年前の世界と現代の両方が
別で存在しているという内容。

5年前へ行き誰かを殺害しても
現代のその人物は生きている。

こういう設定は深く考え過ぎると
辻褄が合わなくなってしまったり
余計に複雑化させてしまう為
タイムスリップ物に慣れている方ほど難儀。

今作の設定もシンプルに考えないで観るのが良い。

そうすれば割とというかかなり楽しめる作品になっているはず。


どこまでネタバレしても良いものなのか
分からないので簡単に。

まずタイムスリップ物でここまでスリルを
味わえるのは
SF要素を弱め、サスペンスに徹したからではないか。
下手なアクションなども無くしっかりとしたサスペンス。

そして
埋めた死体→娘→友人→隣人と
常にスリルを与える展開の作りが
観客をエンディングまで楽しませる。

終盤になると正直先は読めてしまうが
申し分ない出来で締めてくれた。

個人的に
砂場からの友人宅のシーンが
ショッキング。
もう少し遊ぶのかと思っていたらいきなりでビックリ。

あの現場を見ると
ダッシュで逃げる事間違いなし。

あの後警察と共に来た両親を
見た時の子供の演技が上手い。
目で語っていた。

そして最後きちんと決断した母親は偉い。
娘を思っての事であろう。

家族愛…

隣人の『うるさいぞ』に伏線を期待していたのは私だけか…
さよなら種田

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