『CUBE』のヴィンチェンゾ・ナタリ監督作、ループ系サスペンスホラー。状況不明のまま囚われてる状況から、解決の糸口を探し出口を目指す感じが『CUBE』にも通じる！
ホラー系が久々過ぎて、大っきい音に何度かビクッとなるも、そこまで怖くないのでギリギリ私でも観れる内容！！
独特のグリーン掛かった異質感のある映像。
グリーンのせいか、アビゲイルちゃんの白くてハリのある肌が、余計にのっぺりして見えて、生気を帯びてない感じがする。人形みたいな質感。
"目覚め"のあとのレトロ感あるカクカクした描写も雰囲気あって良い。
割と序盤に「これってこういうオチかな？」と頭をよぎるが、その直後に特に出し惜しみもせず事実がサラッと明かされる。オチじゃなくて、この映画の１つのエッセンスに過ぎなかった。
そこから更に複雑に展開していく感じ。見せ方が新しい。
ただ色々要素を詰め込んで引っ張った割には、1番の根幹部分が結局曖昧なままで終わる。
説明し過ぎない感じがこの監督の良いところでもあるのかもしれないけど、だいぶモヤっとする。
