とし

ナイト ミュージアム エジプト王の秘密のとしのレビュー・感想・評価

3.0
ナイト・ミュージアムシリーズの第3作目ですね。

ニューヨークにある自然史博物館。ラリーはそこで、夜間警備員として勤務している。この博物館には、誰も知らない秘密があった。夜…誰もいない時間、展示されている人形達に命が宿るのだ!ある日、人形達に異変が起こり始め…その原因が人形達の命の源である『魔法の石板』にある事を突き止めたラリーは、石板の謎を知る唯一の人物であるアクメンラーの父親に会う為、仲間達とイギリスにある大英博物館へと向かう!…といったストーリーです。

作品としては、ストーリーも良いしCGもかなりの出来と、レベルの高さが感じられます。しかし…前作や前々作から時間が経ち過ぎていて…細かい設定や人物を忘れちゃってたんですよね、私。さすがにルーズベルトさんやインディアン娘の存在は覚えていましたが、セシルって誰だっけ?とか、老人ホームにいたお爺さんって誰?みたいな感じで…。正直、『魔法の石板』のお陰で夜は動けるみたいな大事な設定すら、忘れてましたもん(笑)。折角だし、1作目・2作目をもう一度観直してから観たら、もっと楽しめたのになぁ。残念。

ソウリュウ(中国の伝説に登場する架空の生物)やガルーダ(インド神話に登場する神鳥)、ランスロット(アーサー王の物語に登場する伝説の人物。めちゃ強い)といった日本ではマイナーな存在が多々登場したのも、ちょっと残念でしたねぇ。これが例えばヤマタノオロチ、仏陀、宮本武蔵みたいに日本人の良く知っているキャラなら盛り上がったのにー。…まぁ、それらが大英博物館に展示されているかは知りませんがね(笑)!

ヒュー・ジャックマンが本人役で登場したのは面白い演出でした!

しかし、馬に乗ってランスロットが街中走り回ったり、銅像のライオンが暴れても大した騒ぎに発展しないって…ロンドンの人達、肝が座ってますなぁ(違)。


ここから、ちょっとだけネタバレなので、行数開けて書きますね。












ラストで警備員を辞めたラリーが、賑やかな博物館を外から眺めているんですが…なんでこんな寂しいラストにしたんだろ?コメディな作品なんだし、再会して喜びを分かち合う…みたいなラストで良いと思うんですが…。
とし

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