れこーど

8月の家族たちのれこーどのレビュー・感想・評価

8月の家族たち(2013年製作の映画)
4.3
これをブラックユーモアとして扱うのはないかな。重く暗い人間ドラマですよ。
メリル・ストリープの演技の振り切れっぷりに、頭が下がります。女の本性を目の当たりにする映画。40才過ぎてから見ましょう。

なにより大人になるとホラー映画を観なくなる理由が分かりました。結局恐ろしいのは人で、その内面を浮き彫りしたものを見れば、ホラー映画を観る必要がないんです。おそらく物足りないほどですね。


ある日父親が失踪して、離れて暮らしていた長女バーバラ(ジュリア・ロバーツ)とその家族が、オクラホマの田舎に戻ってくる。次女は地元に残り両親の面倒をみていた。三女も婚約者と戻ってくる。三姉妹、母親、その妹家族が久々に顔を合わせることになる。

家族それぞれに問題を抱えていますが、長女と母親が本音というか現実をありのままに相手にぶつけてきます。生のぶつかり合いを2時間見せつけられます。『バージニアウルフ』ばりの映画なんです。

以前の自分だったらこんな映画を撮る意味があるのか?なんて思ったでしょうね。
犯罪者ではないが、悪意のある人と一緒にいなければならないって本当に苦痛です。そういう経験を社会に出るとするようになる人もいます。そういう耐性ができてくると、こういう映画を長い、重い、疲れるなどと感じなくなりますね。(苦笑)
みなさんの評価が意外と低評価ですが、私は見て良かったです。