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キッズ・イン・ラブのバードのレビュー・感想・評価

キッズ・イン・ラブ(2016年製作の映画)
3.6
始めにこの映画の核がジャックとエヴリンなのにパッケージがカーラデルヴィーニュを大きくメインに持ってきているのは日本での認知度とかの関係なのかな?
ほとんど出てなかったけど笑

自分と違う生き方をしている人ってなんだか憧れちゃうもの。
特に相手が輝いていればいるほど自分と比べてしまいがち。飽き飽きしている日常から抜け出すきっかけなんて沢山転がっているのになかなか踏み切れなくて一歩踏み出せば広がる今まで全く知らなかった世界。
悪いことをしているわけでもないのにドキドキしてしまう。
親が就いてほしい職業、将来の形がなんだか自分の心と一致しなくて....

海外ってちょっとバーで会って話しただけなのにもう友達になって家に行くっていう感じの軽さがあるから好きなんだよね。
日本にはない感じ。パーティとかないもんね。

イヴリンの美しさも最高だけど魅せられ行動するジャックが刺激を求めなかった自分と比べてしまってとても羨ましかった。
平凡だって別に悪くない。昔からの友達とつるんで笑って過ごせればいいんだけど世界は広い。

ジャックがカメラ持って街を歩くシーン、どこを撮っても絵になる街並み、ゆっくり流れる時間、うっとりするなあ。

付き合う相手が変わると思考も変わって今までの親友と仲が悪くなることって結構よくあるんだな。両立って難しい。
好きになった人が彼氏がいてでもうまくいってなくて、話す機会も増えるとより気持ちは強くなる。彼女が知らない彼氏の秘密を知ったならなおさらだよね。
何が正解なんかわからないし、心が落ち着かない時って何故かなんにでも荒れてしまって文句を言ってしまう。そんな荒れた自分が嫌で、こういう感情を揺さぶられることすべて含めて青春なんだなって。

社会人になってからじゃ絶対に味わえない悩む姿は人生を最大限に謳歌しているんだと思う。

2018/8/3 レンタル
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