もやし

ラブ&ピースのもやしのレビュー・感想・評価

ラブ&ピース(2015年製作の映画)
4.6
凄まじいB級感笑 でも泣ける。
明るい感動作。


主人公はミュージシャンだったが、全く売れなくて引退して今は会社員。
あまり会社員には向いてなく、周りから馬鹿にされ続ける日々。
そんなある日亀を飼うことになり、日々の癒しになる。亀には何でも本音を話す。
会社の同僚の裕子さんのことが好きなこと。将来ミュージシャンで大成したいこと。

しかし皆に馬鹿にされ、衝動で亀をトイレに流してしまう。
そして亀は下水道に住む変なおじさんに拾われ、願い事が叶う代わりに体が巨大化していく飴をもらう。
亀は主人公に夢を叶えてほしいとただただ願う。
そうすると主人公の事態は急激に好転しだし…



ミュージシャンとして売れ出すと急激に傲慢になっていく主人公。
今まで大切にしていたものが大切じゃなくなっていく感じは何とも嫌だ。

説明はしづらいが、全体に、人が大切にすべきものを真っ正面から描いた映画だった。

ラストの切なさは異常。

教育映画としてはとても良いと思う。子供に見せたい。



ぬいぐるみが喋ったり巨大化した亀のビジュアルとか、チープなシーンがこれぞ邦画という感じで面白かった笑

渋谷の若者に聞きました、原爆を落とした国はどこ?というコーナーで、「ええっと~アメリカは友達だから~」ってとこはベタだけど笑った笑


園子温監督作品の中で一番好きかも。
もやし

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