jonajona

ラブ&ピースのjonajonaのレビュー・感想・評価

ラブ&ピース(2015年製作の映画)
3.7

主人公が最後10分ほどで大切なことに
気付く映画が、なぜなのか大好きだ。
『ミーンストリート』のような映画が。
本作もその系譜だと勝手に思う。

たいていは絶望が付きまとうし、
観る人によってはそれまでの2時間近くがもったいないと感じるだろうけど、その2時間近い物語の末に至る決断なのだから、過程は必要なんだと思う。

レビューによくある通り確かに震災以降の園子温は思想が強いし大衆化しすぎだし、色々問題はあるのだけど、この映画のスタイルは嫌いになれない。
ラストの忌野清志郎の声で目頭熱くなる。
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