猿の惑星：新世紀（ライジング）のメランクさんのレビュー・感想・評価

ちゃんと観たのは2回目。
やっぱこの作品、好きです。

対立する民族や国家があるときに、常に平和を志向する人間は双方にいるし、逆に憎しみを募らせた人間も双方にいる。

平和を志向する人間たちが知識や文化をきっかけに結びつく一方で、武器、兵器の存在が対立の字義通り引き金となる。

コバが引きずる過去も、信用できずに貯め込んでいる武器もものすごくリアリティがあり、その拭えぬ不信感ゆえに戦争は続く。

決定的な対立へと至る脚本が秀逸だし、すばらしい作品。