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猿の惑星:新世紀(ライジング)のKUBOのレビュー・感想・評価

4.0
「聖戦記(グレート・ウォー)」前に前作をあらためて鑑賞したので、加筆。

前作の主人公ウィルは全く出てこない。善人だったけれどシーザーたちを生み出したということよりも、とんでもないパンデミックを起こしてしまったことの張本人。生死不明。

「シーザー」「コバ」「モーリス」猿たちは前作から続投なので、名前くらい覚えておいた方が繋がる。

「Ape not kill ape」人間にも聞かせてやりたい教えだが、「銃」を手にすることで「猿」は「人」と同じ愚かな存在と化してしまうところが、アメリカの銃社会に対する強烈な皮肉になっているところが奥が深い。

この諍いの果てにどのような展開が待っているのか? そして、どう第1作の「猿の惑星」に繋がるのか? 最新作に期待!

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公開初日に「猿の惑星 新世紀 ライジング (原題:Dawn of the Planet of Apes)」を3Dで見てきました。

前作もよかったですが、さらにCGの技術がアップした今作はすごい映画になってます。話自体はシンプルなのに、ここまで重厚に見せるCGの説得力はハンパじゃない。モーションキャプチャーとCGだとわかっていても、そこに猿がいて猿が笑って怒っているようにしか見えない自然な映像。「トランスフォーマー」でも思ったけどハリウッドはこういうひとつ手を抜いたら子供だましになってしまう作品に絶対手を抜かない。

この「猿の惑星」が元々日本兵に捕虜にされたイギリス兵が書いた物語だということも暫し忘れて楽しみました。

(レヴューは当時のものです)
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