青沢さりた

サード・パーソンの青沢さりたのレビュー・感想・評価

サード・パーソン(2013年製作の映画)
3.5
群像劇で難解な映画ということで、挑戦してみようと思って
見て見ましたけど。
マジで難解でした。

どこかで3つの物語が繋がるのかと思ったんですけど
それぞれの物語が謎めいて、はっきりとした結論ではなく
現実的に一つの終わりを迎えていく。

そしてラストに登場人物たちの不思議な映像が。
現実の物語がふっと・・・
そこで明言はされてないのですが、
なんとなく分かることがあります。

ただ私は本当になんとなくしか分からず;;

三つの物語の中で少しずつ繋がる共通点があり、
それも明言はされていません。

だから結局視聴後、考察サイトに頼りました;;
それでも全部が腑に落ちることもなかったし。

ちょっとそれぞれの繋がりや伏線が
少な過ぎたかなと思いました。
私にとっては、ですが。

クライマックスはリーアム・ニーソンの
「嘘をついたんだ、仕事の電話じゃなかった」という
一言。
これで一気に収束させてやるぞという意気込みが見えるセリフ。
でもつながり切らなかったんです・・・;;

エイドリアン・ブロディとモラン・アティアスの
話が一番ドラマチックで全部じゃないけど
ハッピーエンドで面白かったかな。

後悔と言い訳の人生を書き綴る作家に
共感できるかできないか。

そこでこの映画の賛否が別れそうです。

決して嫌いじゃないですが
手放しで面白いとは言いづらい映画です。

これは見る側の能力の問題もあると思います;
青沢さりた

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