夢っていつぐらいまで持っていたのかな。
大人に近づけば近づくほど、夢は薄まっていく。
けれど、大事なのは薄まっているだけで完全に失われてはいないということ。
ではなぜ薄まっちゃうかと言うと夢や希望について考えることよりも現実に直面し実際にその現実を処理しなければいけないことのほうが多くなるから。
この映画において主人公たちは決して諦めず、夢を実現するように頑張る。悪役の方はいやいやもう地球無理だからと言って諦める。
あぁこれは夢に満ちた主人公たち(子ども)と現実との直面により事態を諦めざるをえない悪役(大人)との戦争なんだなと僕は感じた。
悪役の方の言葉に説得力を感じてしまったのは僕が大人になってしまった証拠。
でも僕がどちらを応援していたかと言うと主人公たち。
夢なんてもうないよって思ってた僕もまだもしかしたらもう一回夢を見ることを望んだのかもしれない。
夢見る子どもがいや子どもじゃなくてもいい、大人でもなんでも夢見る人が世界を作っていく。
『一緒に世界を作ろうよ。』
大人の僕に対してもそう言ってくれてるような気がした。