Kz氏

パラノーマル・アクティビティ5のKz氏のレビュー・感想・評価

3.0
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(1999年)にはまって、「ノロイ」(2005年)も「クローバーフィールド」(2008年)も、もちろん「パラノーマル・アクテビィティ」(2007年)も見たけれど、それから10年ばかりも経って、本作のあたりでは相当に飽きてTSUTAYAで借りなくなっていた、と思う。
劇判なし主観カメラがモキュメンタリーの魅力だけど、映像記録断片の連続なのに編集がある(そうでなければ、映画として成立しない)のが鼻についてくる。

見逃した本作を見てみると、モキュメンタリーをリブートさせる努力に満ちている。カメラ2台の上にビデオ映像シーンまであるので、混乱するけれど、その区別が付いてくるにしたがって面白くなり、白石晃士的世界に引きずり込まれる。誰の主観か分からない、客観映像が紛れてくるのも気にならない。

…しかし、 「ブレア・ウィッチ」(2016年)みたいに、通常の劇映画にしてしまえば、よほど楽だったろうに、とも思う。
Kz氏

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