舐めてた映画に笑わされて泣かされた。
森三中の大島さんが中年の男の役なんですよね。
知らないで観たんで驚きました。
まずこの奇抜なキャスティングの妙で安易な笑いを取らない姿勢が本当に好感が持てました。
正直、女性である大島さんは歯は綺麗だし、肌は綺麗だし何かやっぱりちょっと綺麗に見えるんですが、そこが凄くハマってて
奇をてらった訳じゃなくて、本当にここしかないバッチリのキャスティングだなと思いました。
大島さんが演じてるってことが、この映画の最大の成功だとすら思いました(偉そう)
大島さんが演じるからフクちゃんを心から好きになれるし
そもそもストーリー上もフクちゃんの可愛さが絶対に必要じゃないですか！！
プラスで水川あさみさんとイチャイチャしてても全然いやらしくない！！
本当に美しいイチャイチャシーンに心を鷲掴みにされてしまいました。
正直、どうかと思うところもあります。
こんなほのぼのした映画の中に刃物話が3回はどうかと思うし
水川さんがちゃんとエリートだったところ見せないと、いまいち悲しみに共感しづらいです。
フクちゃんと出会うために驚くべきショートカットをするんですが、何それ！もっと自分で自分の過ちに気づいて、見つめ直すみたいなベタな奴が見たいじゃないですか！！
かと言って、ダラダラやってる山田真歩さんとかの女苦手シーンがいらないかと言われたら、そこもすごく良くて、そう考えると時間が足らないじゃないか！！！
だから、僕思ったんですよね
これ、あと4時間くらいある映画にしてくださるか、なんならテレビドラマにしてくれたって僕はフクちゃんを必ず見続けますよ！！！
僕だってフクちゃんと一緒にタコあげしたいよ！！！
あと、登場人物の発する言葉がいちいち芯を喰ってると思うんですよね、みんな思慮深い良き大人！！
本当にさり気なく直球で真面目で 、だからこっちも真剣になっちゃう、気持ちが入っちゃう。
楽しい、あっという間の2時間でした。
本当に舐めてました。
